個人商店からの脱却
2018年9月、弊社は福岡市西区今宿のシェアオフィスから、より質の高いWEB制作を行う為の環境作りとリソース確保の為、福岡市中央区白金へと移転をしました。
この移転において重要なミッションの一つに、「個人商店からの脱却」がありました。
いくつかの理由があります
・リソースの限界
元々私は東京のWeb制作会社のフロントエンドエンジニアから、マーケティングのテクニカルコンサルへキャリアチェンジし、独立をした経緯があります。フロント/バックエンドどちらも対応出来るフルスタックなハイブリッドエンジニアという強みを活かしマルチに動いていますが、それらの得意領域を事業に活かそうとすると個人のリソースの壁にぶつかります。
寝る暇を惜しんで仕事に没頭している時期が長く続きました。この時に感じたのが自分のパフォーマンスの低下と顧客へのアウトプットのクオリティ低下。
更に言えば、東京出身である私個人のアドバンテージをフルに利用し、東京に赴いて折衝し福岡に戻って開発と、打って走って守るような形でクライアントワークをほぼ一人でこなしている自分にとっては大きな痛手でした。
またこの頃から、個人の仕事のクオリティだけでは競合の組織、集団のクオリティには敵わない事を強く感じるようになっていました。
例えばWeb制作を例にとると、営業、ディレクション、デザイン、コーディングといった4つの職種が存在し、それぞれの専門分野が存在します。そして、それら職種が協力し合い、チームとして動いて最終的なアウトプットを生みクオリティを高めます。ここに個人商店のリソースの限界を感じています。
・外注の限界
全ての領域を一人では出来ないので、どこかの部分をアウトソーシング、いわゆる外部委託をするのですが、同じ方向を向き、同じゴールを見据えて仕事は出来ません。
アウトソーシングをした時点で部分的な作業の切り出しでしかなく、出来上がった制作物は、個々の集合体で納品物としては大丈夫ですが、私が求める個々のスキルのシナジー効果を感じる事がありませんでした。単にアウトソーシングが悪いと言うわけではなく、個人と個人のアウトプットの組み合わせが組織のアウトプットに匹敵しないという点が課題と感じています。個人と個人にチームという相乗効果が生まれた時に付加価値を提供出来ると考えています。
・チームの可能性
独立後に人間とは孤独に弱い生き物であると実感しました。特に感じたのが、何か達成感が生まれた際に一緒に喜べる仲間がいない事、悩みの相談が出来ない事による孤独感。
まだ企業勤めの時に一緒に働いていた同僚、先輩、後輩の存在がここまで大きいものなのかと。一緒に仕事をして案件を納品まで持っていく、通常の企業では当たり前の事がとても大きな事に感じられました。
ずっと一人で仕事をし続けられるのは一種の才能で、私には向いていないという事がはっきりわかりました。仲間と一緒にチャレンジをして何かを達成したいと思う気持ちがますます強くなっています。
・仲間と作る事業
事業は人と人との相乗効果、化学反応で無限の可能性を創出すると考えています。
企業を成長させる正解は一つではないですが、最も重要なのは人と位置づけています。
弊社はベンチャーキャピタルから多額の出資を受けた法人格ではなく、純粋な自己資本で細々と始めた法人格なので、独自の価値観で、働きやすく、居心地のいい場所を作り上げる事が可能です。そして、その一歩を一緒に模索してくれる仲間を探しています。
現在は順調に案件数も増え、今期は黒字に向かって突き進んでいます。
順調に確実に少しずつ成長をしています。
スネアクロス株式会社では、楽しいことが出来る仲間、一緒に働く仲間を募集しています。
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